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’12記者リポート:韓流ブーム 年1200本「ドラマ王国」 富山で講演会 /富山について
2012.02.21 Tuesday
◇問題場面には意見を
「冬ソナ」から始まりドラマ、映画、Kポップなどでますます盛んな「韓流ブーム」。その魅力はどこにあるのか--そんな疑問に答える講演会「韓流ドラマで日韓交流」がこのほど、富山市内で開かれた。「韓国併合100年」連続講座(「コリア・プロジェクト@富山」主催)の一環で、ブームを朝鮮半島に暮らす人々との良い関係を構築するのにどう役立てるべきかを考えるために開催。韓国女性学研究者の山下英愛さんが実際の韓流ドラマの映像などを交えて楽しく解説した。【青山郁子】
◆始まりは軍事クーデター
韓国のテレビドラマの始まりは、軍事クーデターが起きた1961年、軍事政権が作戦目的にテレビ局を開局したことに始まった。当初は反共、捜査ものが多く、脚本はほとんどが男性によるものだった。
年1200本のドラマが作られる韓国で、女性脚本家が登場したのは72年、現在でも最も影響力があるという金秀賢(キムスヒョン)さんから。金さんの代表作「青春の罠(わな)」は、最初に放送された78年、女性が未婚の母になるという設定が当局から「不道徳」という理由で中断させられ、99年にようやくリメーク版が放送され、大人気となった。
民主化への道が開いた90年代には市民、女性運動が活発化。軍事政権による弾圧と若者たちの苦悩を描いたドラマも登場する一方、描かれる女性像は伝統的な嫁、母親の役割、貞淑、犠牲的精神に重点が置かれた。
◆典型的メロドラマ「冬ソナ」登場
日本の韓流ブームに火を付けたのがヨン様で有名になった「冬のソナタ」(02年)。日本での放送は03年からで、韓国ではさほどではなかった中年女性の圧倒的人気を得た。その後も次々と韓国ドラマが日本で人気を集めている。山下さんはこの理由を「典型的なメロドラマで、極端な善と悪、受け身の女性、次々訪れる愛の障害などおおよそ現実にはないものに女性たちがあこがれるから」と分析する。
さらに韓国ドラマが面白い理由としてドラマ制作への意気込みを挙げ、韓国では名だたる大学にはほとんど演劇映画科があり、競争率は100倍以上と格段に高いなど、激しい競争で制作者、俳優とも切磋琢磨(せっさたくま)している現実も紹介した。
◆農村花嫁から戸主制廃止まで。そして「賢い視聴者に」
変化する社会の現実を色濃く反映している点も日本のドラマには少なく、視聴者の心に届きやすいと指摘。
韓国では経済発展とともに農村花嫁に代表される国際結婚が急増。10年には総婚姻数の約1割を占め、国際結婚家庭の子どもは約15万人にまで増えた。それに伴い、人種、言葉、貧困国への差別や偏見も多くなり、ベトナム女性と結婚した農村男性が登場する連続ドラマも紹介された。
さらに男性優先の戸主を中心とする民法「戸主制」(05年に廃止)に関連し、再婚と子どもをめぐる葛藤(かっとう)、廃止の意味、新世代の家族観をテーマにしたのが「がんばれ!クムスン」。子どもが新しい父親の名前を名乗ることができず、苦悩する場面などがある。
その後も議席数などに占める女性の割合を一定以上に義務づけるクオーター制の導入(00年)で女性の政界進出が進んだり、放送界や経済界で活躍する女性を描いたドラマも次々と登場している。
これらの現状を踏まえ、山下さんは「韓国の歴史、文化は知れば知るほどドラマは面白くなる。ただすべてがこれでいいというわけではなく、ジェンダーバイアスなど問題がある場面には意見を言うなど主体的な視聴者になるべきだ」と商業主義に流されずに韓国ドラマを楽しむコツを紹介した。
………………………………………………………………………………………………………
◇次回は総括、来月24日
「韓国併合100年」連続講座(「コリア・プロジェクト@富山」主催)の次回は3月24日午後1時半から、富山市湊入船町のサンフォルテ303号室で。2年間続いた講座の総括などがある。
2月20日朝刊
(この記事は富山(毎日新聞)から引用させて頂きました)
「冬ソナ」から始まりドラマ、映画、Kポップなどでますます盛んな「韓流ブーム」。その魅力はどこにあるのか--そんな疑問に答える講演会「韓流ドラマで日韓交流」がこのほど、富山市内で開かれた。「韓国併合100年」連続講座(「コリア・プロジェクト@富山」主催)の一環で、ブームを朝鮮半島に暮らす人々との良い関係を構築するのにどう役立てるべきかを考えるために開催。韓国女性学研究者の山下英愛さんが実際の韓流ドラマの映像などを交えて楽しく解説した。【青山郁子】
◆始まりは軍事クーデター
韓国のテレビドラマの始まりは、軍事クーデターが起きた1961年、軍事政権が作戦目的にテレビ局を開局したことに始まった。当初は反共、捜査ものが多く、脚本はほとんどが男性によるものだった。
年1200本のドラマが作られる韓国で、女性脚本家が登場したのは72年、現在でも最も影響力があるという金秀賢(キムスヒョン)さんから。金さんの代表作「青春の罠(わな)」は、最初に放送された78年、女性が未婚の母になるという設定が当局から「不道徳」という理由で中断させられ、99年にようやくリメーク版が放送され、大人気となった。
民主化への道が開いた90年代には市民、女性運動が活発化。軍事政権による弾圧と若者たちの苦悩を描いたドラマも登場する一方、描かれる女性像は伝統的な嫁、母親の役割、貞淑、犠牲的精神に重点が置かれた。
◆典型的メロドラマ「冬ソナ」登場
日本の韓流ブームに火を付けたのがヨン様で有名になった「冬のソナタ」(02年)。日本での放送は03年からで、韓国ではさほどではなかった中年女性の圧倒的人気を得た。その後も次々と韓国ドラマが日本で人気を集めている。山下さんはこの理由を「典型的なメロドラマで、極端な善と悪、受け身の女性、次々訪れる愛の障害などおおよそ現実にはないものに女性たちがあこがれるから」と分析する。
さらに韓国ドラマが面白い理由としてドラマ制作への意気込みを挙げ、韓国では名だたる大学にはほとんど演劇映画科があり、競争率は100倍以上と格段に高いなど、激しい競争で制作者、俳優とも切磋琢磨(せっさたくま)している現実も紹介した。
◆農村花嫁から戸主制廃止まで。そして「賢い視聴者に」
変化する社会の現実を色濃く反映している点も日本のドラマには少なく、視聴者の心に届きやすいと指摘。
韓国では経済発展とともに農村花嫁に代表される国際結婚が急増。10年には総婚姻数の約1割を占め、国際結婚家庭の子どもは約15万人にまで増えた。それに伴い、人種、言葉、貧困国への差別や偏見も多くなり、ベトナム女性と結婚した農村男性が登場する連続ドラマも紹介された。
さらに男性優先の戸主を中心とする民法「戸主制」(05年に廃止)に関連し、再婚と子どもをめぐる葛藤(かっとう)、廃止の意味、新世代の家族観をテーマにしたのが「がんばれ!クムスン」。子どもが新しい父親の名前を名乗ることができず、苦悩する場面などがある。
その後も議席数などに占める女性の割合を一定以上に義務づけるクオーター制の導入(00年)で女性の政界進出が進んだり、放送界や経済界で活躍する女性を描いたドラマも次々と登場している。
これらの現状を踏まえ、山下さんは「韓国の歴史、文化は知れば知るほどドラマは面白くなる。ただすべてがこれでいいというわけではなく、ジェンダーバイアスなど問題がある場面には意見を言うなど主体的な視聴者になるべきだ」と商業主義に流されずに韓国ドラマを楽しむコツを紹介した。
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◇次回は総括、来月24日
「韓国併合100年」連続講座(「コリア・プロジェクト@富山」主催)の次回は3月24日午後1時半から、富山市湊入船町のサンフォルテ303号室で。2年間続いた講座の総括などがある。
2月20日朝刊
(この記事は富山(毎日新聞)から引用させて頂きました)
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