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リンゴ色の電車まもなく引退 屋代駅について
2012.02.12 Sunday
これも時代の流れなのか、今年3月末、長野電鉄屋代線と、十和田観光電鉄線(青森)が廃止される。両線には「新幹線開業によって第3セクター化された並行在来線に接続している私鉄線」という共通点がある。新幹線によって人の流れが変わってしまったことも、廃止の一因となっているようだ。路線の廃止とともに、リンゴ色の電車も引退する長野電鉄の屋代駅を訪れてみた。(溝上健良)
北海道や北陸など、整備新幹線3区間が新規着工されそうな状況となっている。その整備新幹線の開業にあたっては、並行在来線の扱いが課題となる。全国のトップを切って平成9年に第3セクター化されたのが、長野県のしなの鉄道(旧信越線、軽井沢-篠ノ井)だ。設備投資もままならず、国鉄時代からの車両を大事に運用しての厳しい経営が続いている。その屋代駅は1~3番線がしなの鉄道のホームで、5番線が長野電鉄屋代線のホームとなっている。
1番線側に駅舎があり、しなの鉄道の駅員が詰めている(長野電鉄の駅員はいない)。2、3、5番線へは跨線橋を渡っていくことになるのだが、跨線橋の長野電鉄側は床まで木造だ。5番線はホームの屋根や待合室も木造で、実に年季が入っている。
さてその5番線にやってきたのは、リンゴを思わせる赤とクリーム色の2000系電車。この春に引退予定の特急用車両だ。長野電鉄が昭和30年代に自社発注して導入したもので、半世紀にわたり信濃路を走ってきた。もともと4編成があったのだが、すでに3編成は引退しており、現在残っているのはリンゴ色のD編成のみ。近年は元小田急の10000形(HiSE)、元JR東日本の253系(成田エクスプレスに使われていた車両)といった新しい“中古車”の導入で出番が減り、細々と運用されている。この日は団体列車として屋代~須坂間で運行された。
3両編成、2ドアで、座席はドア付近の短いロングシート以外は車両中央に向かって固定されたクロスシート。外観、内装ともシンプルかつスタイリッシュで、赤とクリーム色のツートンカラーが雪に映えて美しい。引退してしまうのはあまりに惜しい気がする。
さて、屋代駅には次々と列車がやってくる。2000系が停車している間にも長野行きの電車、小諸行きの電車がほぼ同時にやってきた。ともにJRから引き継ぎ、しなの鉄道色に塗られた115系電車の3両編成だ。ときにはJR東日本の115系電車もやってくる。またタンクを連ねた貨物列車の出入りもあり、新型のEH200形、国鉄時代に製造されたEF64形が雪煙をあげて走り抜けていく。
駅構内には169系電車が止められていた。この2ドアの急行型電車は国鉄時代には上野と長野方面を結ぶ急行「信州」「妙高」などとして活躍しており、昭和57年までは急行「志賀」として屋代経由で長野電鉄の湯田中まで乗り入れていた。しなの鉄道には3両1組で4編成の169系がJRから引き継がれ、以前は快速列車などに使われていたが、現在は設備上の問題でJR区間の長野~篠ノ井間に乗り入れられなくなってしまい、活躍の場が狭まっている。このほど引退した1編成が屋代駅構内に留置されていたが、数年後には全廃となる可能性が高い。
なお2月25日には団体列車として、往時を彷彿とさせるオレンジと緑の湘南カラーの169系電車による急行「志賀」号が軽井沢~屋代間で運転される。どうせなら湯田中まで運転してほしいところだが現在、しなの鉄道線から屋代線に直接、乗り入れられる線路が撤去されてしまっており、かなわぬ願いとなっている。当日、屋代から先は2100系(元JR253系)での列車が接続して信州中野まで運転され、信州中野~湯田中は2000系電車が運行されるという。元成田エクスプレスの車両が屋代線に乗り入れるのも珍しく、鉄道ファン注目の的となりそうだ。
さて、2000系D編成が去っていった後の5番線ホームにやってきたのは、丸みを帯びた先頭部が特徴的な2両編成の3500系電車。どこかで見た記憶がある人もいるかもしれない。そう、元営団地下鉄(現東京メトロ)日比谷線を走っていた旧3000系電車だ。その形状から“マッコウクジラ”とも呼ばれている。
内部は昔のままのロングシートで、ワンマン運転のため路線バスのような運賃表と運賃投入箱が設置されており、無人駅では前の車両の一番前の扉だけが開く。つまり2両目の車両の扉は松代駅以外の途中駅では閉まったままのため、冬季は暖房がよく効いて温かい。
沿線の無人駅では、携帯電話のカメラで電車を撮影する人の姿が目立つ。多くは地元の人たちのようだ。間もなく廃止されてしまう鉄道路線への愛惜の念が感じられる。途中の信濃川田駅や松代駅の博物館級の木造駅舎も、廃線後にはどうなってしまうのだろうか。沿線には真田氏の城下町・松代があり、大本営の移転を想定して戦時中に掘られた松代象山地下壕や、信州が生んだ偉人・佐久間象山ゆかりの旧跡など、観光地も多い。時間が許せば途中下車してゆっくり見て回りたいところだ。
ところで、長野電鉄の沿線を見て回るとなると、フリー乗車券を利用するのが現実的だ。JR東日本で発売している信州北回廊パスやウイークエンドパスなどを使う手もあるが、今回の取材で使ったのは長野電鉄販売の「ながでんシネマキップ」。長野市内の映画館での映画1回分チケットと電車1日フリー乗車券がセットで1800円という価格設定だが、映画鑑賞は通常大人1800円なので、映画を観るだけで電車に乗らなくても元が取れてしまうという、恐ろしくお得な切符だ。これは使える。
血中鉄分濃度の高い方は昼間にとことん長野電鉄線に乗った後、鉄道映画で1日を締めるということも可能。残念ながらすでに長野では「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の上映は終わっていたようで、森田芳光監督の遺作「僕達急行 A列車で行こう」も3月24日公開とまだ先だったこともあり、「マイウェイ 12,000キロの真実」を鑑賞することに。さすがは韓流ブームの先駆けともなった「シュリ」のカン・ジェギュ監督の力作、見応えがあった。ん、そういえば作中でシベリア鉄道が出てきたような…。鉄道が果たす役割について考えさせられる映画でもあった、ような気がしている。観客はわずか3人で、ちょっとぜいたくな雰囲気が味わえた。鉄道ファンの皆様もぜひ、長野で映画鑑賞のひとときを。
(この記事は社会(産経新聞)から引用させて頂きました)
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